膝に水がたまる原因には、炎症があるか、半月板や関節軟骨に損傷があるかの、2通りの場合があります。
膝に水がたまっている時に、腫れてつっぱって曲げられない時は、病院で膝の水を抜いたほうが良いでしょう。その時に、抜いた膝の水の色やにごりをみてもらって、その成分の分析や細菌培養をしてもらい、今後の治療に役立ててもらいましょう。水が溜まる炎症の原因がわかって、それを治療することで、何度も水を抜く必要はなくなります。
「一度水を抜くとクセになる」ということはない様です。ただし、一度、膝の水を抜いて、ステロイド剤を注入しても、また再発を繰り返すようであれば、リウマチや痛風、偽痛風などの病気をうたがう必要があります。
人工膝関節の手術を受ける人で一番多いのは変形性膝関節症の人だそうです。手術方法を簡単に説明すると、膝関節(の一部)を人工的に作った関節に置き換えるというものです。変形性膝関節症の人は、関節軟骨が傷んでいます。その結果、著しい痛みや変形、行動に障害を生じてしまいます。
この手術は、傷んだ関節軟骨を取り除き、そこに金属などの人工物をかぶせ、変形した骨を切除して矯正します。一般的には、太ももの大腿骨(だいたいこつ)とすねの骨である脛骨(けいこつ)の傷んだ軟骨部分を、人工物の形状に合わせて切り置換します。症例によっては膝のお皿の骨(膝蓋骨)も置換するようです。
ちなみに、関節置換といっても膝関節そのものを入れ替えるわけではありません。虫歯の治療にたとえると、入れ歯にするのではなく、金歯をかぶせた状態に近いもののようです。
【人工膝関節の材料は?】
一般的にはコバルト合金やチタンなどが使われています。また、セラミックを用いたものもあります。
【人工膝関節置換術の長所は?】
【人工関節の寿命は?】
手術の技術進歩や、改良が重ねられた人工物の開発によって耐用年数は徐々に伸びているようで、最近の論文では、「25年以上」の長期成績も報告されているようです。しっかりとした手術がされていれば、少なくとも20年以上は問題ないとされています。
【手術時間は?】
人によって個人差があるようですが、一般的には1~2時間のようです。経験のある術者やスタッフをそろえている施設では、より短時間で正確な手術が可能となるようなので、手術に踏み切る時には事前に病院を下調べしておくことをおすすめします。